ウェールズ予選

 

さて、2月終わりから始まった地区予選も最終週となりました。
最終週の予選は3つ。

ウェールズ、北イングランド地区、そしてロンドン&南イングランド地区。

 

ウェールズ予選。
この地区予選は全英選手権への出場権だけでなくヨーロピアンへの出場権争いも兼ねていて、この予選での優勝バンドは来年のヨーロピアンへの出場権を得ます。

ウェールズの二大巨頭は、コーリー・バンドとトリディーガー・バンド。

この二つは全英選手権決勝でもトップ4に入る事が多く、揃ってシード権を得る事も珍しくありません。
なので、ヨークシャー地区と同じようにレベルが高いゆえに競争が高くない場所とも言えます。

実際コーリーとトリディーガーがシード権持ってれば、8バンド中4つも出れる事になるからね。全体の半分。

この2バンドがどれだけ圧倒的と言うと、2000年以降のウェールズ予選19回中の優勝バンドはコーリーが14回、トリディーガーが4回。
2バンドと言うかコーリーが圧倒的で、トリディーガーが喰らい付いている形。

 

コンテスト当日に行われる演奏順抽選結果はこちら。

1. スルイドコイド
2. エブブ・バレー
3. トリディーガー
4. トングインライス
5. コーリー
6. シティ・オブ・カーディフ
7. ノーソップ

二大巨頭は共に中盤。

ウェールズではコーリーがシード権を持っているため、予選通過条件は「コーリーを除いた上位2つに入ること」。

さて、コーリーかトリディーガーか、それとも他のバンドが食い込んでるのか、ウェールズ予選2019結果はこちら!

 

順位 バンド 指揮者
1 トリディーガー イアン・ポートハウス
2 ノーソップ・シルバー ジョン・ドイル
3 コーリー フィリップ・ハーパー
4 シティ・オブ・カーディフ ギャリー・カット
5 スルイドコイド クリス・ターナー
6 エブブ・バレー ギャレス・リッター
7 トングインライス ギャレス・ハン
棄権 パーク&デア

コーリーはシード権

トリディーガーとノーソップが予選通過

 

トリディーガー王座奪還!

 

コレで直近5回のウェールズ予選のうちトリディーガーが2回、コーリーが3回の優勝となりました。

コーリーは無念の3位。3位以下になったのは2013年以来。ちなみに2013年は5位。この年波乱起きすぎだろ。(北西地区予選)

 

そしてそして、ノーソップが2位!

このバンドは2000年代に1stセクションに落ちてしまったりと浮き沈みがあったバンドですが、今回バンド史上最高順位に並ぶ2位に入り、決勝へと進みました。ちなみに前回2位になったのは1996年。

ちなみにこのノーソップ、スコティッシュ・オープンで元ブラック・ダイクのソプラノ・コルネットのポール・ダフィーが何故かEbベースを吹いていて話題になりました。

 

西イングランド地区のアルドボーンと同じようにこういう下から上がってきたバンドがトップを食うことがあるのが、地区予選の面白いところでもあります。食われた方はたまったものじゃ無いが。

 

これまでの予選通過バンド一覧
北西地区 フォーデンズ
レイランド
ペンバートン
ヨークシャー地区 ブラック・ダイク
ブリッグハウス
グライムソープ
カールトン・メイン・フリックリー
スコットランド地区 コーオペレイション
ウィットバーン
中部地区 デスフォード
ヴィルトゥオージGUS
西イングランド地区 フラワーズ
アルドボーン
ウェールズ コーリー
トリディーガー
ノーソップ・シルバー