「クロテイル?何それ?」
当時一般大学生だった私は吹奏楽のスコアを見ながらそう思った。
打楽器の譜面に「クロテイル」という初めて見る楽器の名前が出てきたからだ。
調べてみると別名「アンティークシンバル」とも言うらしい。
シンバルというからには大きいのか?
でも”アンティーク”と言うからには古いものしか出回っていないのか?
「アンティークシンバル」を調べてみたらこんな形の楽器が出てきた。
え、これフィンガーシンバルじゃない?
というか譜面のクロテイルって音程持ってるし。え、フィンガーシンバルを何枚も音程違うの集めるの?
と思いながら調べ続けると、クロテイルもといアンティークシンバルとはどうやら分厚い小さなシンバルをピアノの鍵盤のように並べた楽器らしい。しかも低いオクターブと高いオクターブの2種類あるらしい。
とは言いつつも結局クロテイルを使う曲を演奏することがないまま何年も経ち、「存在することはわかっているが実物を見たことがない」というまるで伝説の楽器のごとく頭の片隅にあった。
時は流れ2013年。
遂にクロテイルを使う機会がやってきた。
私が委嘱したブラスバンド伴奏の打楽器協奏曲「The…
ブラスバンドの編曲家としてデビューしました
イタリア国際コンクールにて第1位を受賞しました
チューブラーベル
5台目のティンパニ
コンサートを開催できました
フロアタムをマウント型タムに改変
クロテイル(アンティークシンバル)
フィールドドラム(テナードラム)
東京シティコンサートブラス第41回定期演奏会
2021年のヨーロピアン、中止