クロテイル(アンティークシンバル)
「クロテイル?何それ?」
当時一般大学生だった私は吹奏楽のスコアを見ながらそう思った。
打楽器の譜面に「クロテイル」という初めて見る楽器の名前が出てきたからだ。
調べてみると別名「アンティークシンバル」とも言うらしい。
シンバルというからには大きいのか?
でも”アンティーク”と言うからには古いものしか出回っていないのか?
「アンティークシンバル」を調べてみたらこんな形の楽器が出てきた。
え、これフィンガーシンバルじゃない?
というか譜面のクロテイルって音程持ってるし。え、フィンガーシンバルを何枚も音程違うの集めるの?
と思いながら調べ続けると、クロテイルもといアンティークシンバルとはどうやら分厚い小さなシンバルをピアノの鍵盤のように並べた楽器らしい。しかも低いオクターブと高いオクターブの2種類あるらしい。
とは言いつつも結局クロテイルを使う曲を演奏することがないまま何年も経ち、「存在することはわかっているが実物を見たことがない」というまるで伝説の楽器のごとく頭の片隅にあった。
時は流れ2013年。
遂にクロテイルを使う機会がやってきた。
私が委嘱したブラスバンド伴奏の打楽器協奏曲「The…
フィールドドラム(テナードラム)
Gretsch(グレッチ)のフィールドドラム(もといテナードラム)が手に入りました。
1960年代の楽器となります。
年代物のためパーツが壊れておりそのぶん安く買えました。
しかし当然のことながら使うためには修繕が必要だったので、自分の手でやってみました。
まずはヘッドを取ってみます。
…?
取ってみます。
くっついてる…!!
なんとヘッドのフープが硬質ゴムのようなもので、劣化してドラムフープにベッタリ。
手で引きはがそうにも取れない。
しょうがないからヘッドのフープにハサミを入れて
粉々。
まぁ取れたからヨシ!
あとはドラムフープに残ったゴムを削り取ってフープは終わり。
だけど、このドラムの一番の問題はフックの一つが壊れていたこと。
しかもこのパーツが廃番になっており、eBay等で海外の中古を探すしかない。
このパーツ単体で売ってることはまず期待できなかったので、実はこのドラムを買ってから1年以上放置していました。
しかし今回、グレッチの現行パーツを見てみたらこの形のねじ受け部分が付いていないパーツが「バスドラムフック」として売られているのを発見。
これに何かねじ受けをくっつけたらいけるんじゃね?
というわけで実験。
コレらを
コレで
こうして
こう。
できた。
溶接ではなく接着剤だけど、取れる様子もない。さすが金属用。
そして響き線はマジェスティックのナイロンガットを付けました。
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