スコティッシュ・オープン・ブラスバンド選手権
(´・ω・)<はい3本目いってみよー
スイスとベルギー、二つのナショナルズと並行して行われた、スコティッシュ・オープン。
これはヨーロピアンとは関係ないんだけど、チャンピオンシップ・セクション下位〜ファースト・セクションのバンドにとっては重要なコンテストで、毎年11月にスコットランドのパースにて行われています。
私も一回ヘルプとして出たことがありましたが、ホールは小さめですが綺麗なところで、各バンドの選曲も比較的簡単なコンテスト・ピースから難易度最上級クラスの曲まで幅広く、聴いていても面白かったです。
ただ、あの時はスコティッシュ・オープンがブラス・イン・コンサートのちょうど一週間後だったので、
ブラス・イン・コンサートでソロイストをやってからの休む暇もなくスコティッシュ・オープンのリハに連日参加し、そしてコンテストのためにスコットランドへ…というスケジュールだったので、誇張無しでイギリスにいた期間で一番キツかった。
はい、そんな死ぬほど興味のない話はいいとして、スコティッシュ・オープンの結果はこちら!
順位 | バンド | 指揮者 | 点数 |
1 | ウィットバーン | ニコラス・チャイルズ | 193 |
2 | コーオペレイティブ・フュネラルケア | マイケル・ファウルズ | 192 |
3 | ワンテイジ・シルバー | ポール・ホランド | 191 |
4 | エランド・シルバー | ダニエル・ブルックス | 190 |
5 | ペンバートン | ベン・ディクソン | 189 |
6 | アトランティック・ブラスバンド | サルヴァトア・スカーパ | 188 |
7 | EYMS | スティグ・マースク | 187 |
8 | フィッシュバーン | ルイス・ウィルキンソン | 186 |
9 | レインフォード | ギャレス・ブリンドル | 185 |
10 | ロスウェル・テンパラス | デイヴィッド・ロバーツ | 184 |
11 | カーキンティロッチ・ケルヴィン | チャールズ・キーナン | 183 |
12 | ボン・アコード | スティーヴン・マルコム | 182 |
13 | ダルメリントン | ナイジェル・ボディス | 181 |
14 | イースト・ロンドン | ジェイン・マリル | 180 |
15 | ノーソップ・シルバー | ジョン・ドイル | 179 |
16 | カーキンティロッチ | レイモンド・テナント | 178 |
17 | ニュートングランジ・シルバー | アンドリュー・ダンカン | 177 |
18 | ベイスゲイト | デイヴィッド・ソーントン | 176 |
19 | ボネス&キャリデン | リー・スキップシー | 175 |
優勝、ウィットバーン!
これでウィットバーンは5度目のスコティッシュ・オープン制覇。
指揮者はブラック・ダイクの音楽監督、ニコラス・チャイルズ。ダイクの出ないコンテストはこうやって他のバンドの指揮者もやってます。
…ところで、一つ気になる小ネタ。
4barsrest.comのTwitterでこんなのが。
#sfob2018 I spy with my little eye, is that ex @blackdyke sop Paul Duffy on bass with @Northop_Band ? https://t.co/6G7vyenXoc pic.twitter.com/ifcPwbjOsy
「目を疑ったんだけど、ベースを吹いてるの、ポール・ダフィーじゃない?」という内容。
ポール・ダフィーとは、元ブラック・ダイクのソプラノ・コルネット奏者。
ソプラノ・コルネット奏者。バンドの中で一番音の高いアレ。
Ebベース吹いとる…。
写真を拡大してみてもう一つ気付いた。
隣にいるの、クリス・ハーディ。
元フェアリーのベース奏者で、お前今デンマークに住んでるやんけ。
指揮者のジョン・ドイル(元ブラック・ダイク、現レイランド)が、二人を助っ人で呼んだのでしょう。
時々こうやって、トップバンドを離れた人に「なんでお前がそこにいるんだ」とツッコミを入れられるのも、ローカルなコンテストの見どころです。