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コラム第5回が公開されました

  はい、先月も書いておりましたが、吹奏楽・管打楽器の情報サイトであるWind Band Pressにてコラムを連載させて頂いております。 本日、第5回目が公開されました。題名は「一見四水」。 「あなたは何者ですか?」をテーマにして書かせて頂いております。ぜひご一読して頂けると大変嬉しいです。 「一見四水」~僧侶兼打楽器奏者…

北西地区予選

  毎年10月にロンドンのロイヤル・アルバート・ホールにて行われる、イギリスの一年の中で最も重要なコンテスト、「全英ブラスバンド選手権」   関連記事:全英ブラスバンド選手権・決勝   このコンテストには、各地区の予選を勝ち抜いたバンドが出場できますが、そのための予選がこの2月末より始まりました。   幕開けとなるのは、イングランドの北西地区。 フォーデンズ、レイランド、フェアリーが「ビッグ3」と君臨していますが、他にも良いバンドが多く、一番レベルの高い地区と言っても過言ではありません。   ブラスバンドのコンテストでは、演奏順を決めるための抽選は当日の朝に行われます。 抽選の結果がこちら。 フェアリー2番目 レイランド9番目 フォーデンズ10番目   演奏順が早過ぎると印象が薄くなり不利になるので、フェアリーは少し運に見放された形。 フォーデンズは昨年のロンドンでの決勝で優勝しており、今回は結果如何に関わらず決勝に行けるシード権を持っています。   なので、予選突破条件は「フォーデンズを除いた上位2つに入ること」。つまり3バンドが決勝へ行けるこの北西地区予選、結果はこちら! 順位 バンド 指揮者 1 フォーデンズ ラッセル・グレイ 2 レイランド トーマス・ワイス 3 ペンバートン・オールド・ウィガンDW ベン・ディクソン 4 フェアリー ギャリー・カット 5 ワードル・アンダーソン・ブラス シーン・コンウェイ 6 ミルンロウ デニス・ハドフィールド 7 TCTCグループ ジェフ・スパークス 8 ウィンゲイツ ポール・アンドリュー 9 オールダム(リーズ) ジョン・コリンズ 10 VBSポイントン スティグ・マースク 11 アッシュトン…

緋色の衣

このブログでは非常に珍しい、仏教に関する話です。 「僧侶兼打楽器奏者」だから、たまにはいいよね。でも珍しすぎて「仏教」のカテゴリーを今作った。まさかの初仏教話。   去年末から今年の初めにかけて少し話題になった、法衣(僧衣)の話です。 法衣の一番上の色は古くは紫衣だったけど、今は緋色。 では、「緋色の衣はいつ頃出てきたのか?」という疑問。   調べてみたら、「緋の衣」というリンゴがあり、これは明治時代にアメリカから導入されたリンゴとの事。 戊辰戦争に敗れて当時は不毛の地だった蝦夷(現北海道)の開拓を命じられた元会津藩の人達が、極寒の地でやっとの事で実らせたこの「緋の衣」。 名前の由来は、幕末に会津藩主の松平容保(まつだいら…

私の使っているマレット

さて、どこかのメーカーからお金を貰ったわけでなく、広告を頼まれた訳でも無いのに勝手に私が使っている演奏道具を紹介していくシリーズ、「私の使っている〇〇」。 前回はスネア・スティックでしたが今回はヴァイブラフォン・マレットです。Innovative…

ノルウェー・ナショナル・ブラスバンド選手権2019

ノルウェーでは国内でエンターテイメント・コンテストなどがあり、イギリスに次いでブラスバンドが盛んです。 関連記事:SIDDIS BRASS(シディス・ブラス) 1978年から始まったヨーロッパNo.1を決めるコンテスト、「ヨーロピアン・ブラスバンド選手権」でも、イギリス以外の初の優勝はノルウェーでした。(1988年のアイカンゲル・ブヨースヴィーク)   さて、そんなブラスバンド熱が高いノルウェー。今回はそんなノルウェーNo.1を決める「ノルウェー・ナショナルブラスバンド選手権」。 このコンテストに勝てば、来年2020年のヨーロピアンにノルウェー代表として出場できます。   現在、アイカンゲル・ブヨースヴィークが3連覇中。というか直近10年見ても、10回中8回アイカンゲルが優勝しているという圧倒的存在。   さて、他のバンドはアイカンゲルの連覇を止める事が出来るのか! そんなノルウェー・ナショナルズ2019、結果はこちら。   順位 バンド 指揮者 課題曲点数 自由曲点数 平均点数 1 アイカンゲル・ブヨースヴィーク レイド・ギリエ 96.5 96 96.25 2 スタヴァンゲル・ブラス アラン・ウィジントン 94 97 95.5 3 マンゲル・ムージクラーグ ピーター・セバスチャン・スジルヴェイ 91 98 94.5 4 ブヨースヴィク・ブラス アンドレス・ハンソン 89.5 94.5 92 5 ヤーレン・ホルンムージクフォレニング フローレント・ディダイアー 88 95.5 91.75 6 テルトネス・ブラス ポール・ホランド 92 91 91.5 7 オスロ・ブラス イヴァン・メイレマンス 87 92.5 89.75 8 オスロフヨルド・ブラス フローデ・アムンドセン 84 93 88.5 9 モルデ・ブラス ラッセル・グレイ 86 89.5 87.75 10 ムージクコルプセット・ジャラルホルン ルーン・ガンデルセン 85 88 86.5     アイカンゲル4連覇。 ちなみに上の画像はアイカンゲルのバンドロゴです。なんかカタツムリみたいだな。   と言うわけで2020年のノルウェー代表は再びアイカンゲルとなりました。   この結果は一番上のカテゴリーの「エリート・セクション」ですが、1st〜5thセクションのノルウェー・ナショナルズも合わせて行われました。 ノルウェーは5thセクションまであるんですね。それほどバンドの数が多いということですね。   全ての結果はこちらから。 Results:…
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コラム第4回が公開されました

さて、昨年からWind Band Pressにて書かせて頂いているコラム「福原泰明の音楽説法」、第4回が公開されました。 「主人公」~僧侶兼打楽器奏者 福原泰明の音楽説法 第4回  …

SP&Sが楽譜のデジタル販売を正式に開始

  以前、救世軍の出版社(SP&S)が、楽譜のデジタル販売を始めるよという記事を書きましたが 関連記事:救世軍の楽譜出版社SP&Sが2月1日より楽譜のデジタル販売を開始 昨日(2019年2月1日)、正式にサービスが始まりました。   救世軍の楽譜出版社SP&Sが2月1日より楽譜のデジタル販売を開始しました。   Salvation…