ブラスバンド界の昇格・降格

 

スポーツではサッカーなどの世界でセクション(ディヴィジョン)の昇格・降格があります。

Jリーグでも毎年昇格・降格争いが熾烈に行われていますね。

 

イギリスのブラスバンド界でもとあるコンテストで、こういう昇格・降格が発生します。

そのコンテストは、「ブリティッシュ・オープン」。最も古い歴史を持つコンテストです。

 

このコンテストには4つのディヴィジョンがあり、上から

1. ブリティッシュ・オープン

2. グランド・シールド

3. シニア・カップ

4. シニア・トロフィー

 

のそれぞれの間にて昇降格が行われます。

 

2〜4は、先月中旬に行われました。結果は以下の通り。

 

2. グランド・シールド

順位 バンド
1 NASUWT リバーサイド
2 コーオペレイション・バンド
3 ロスウェル・テンパラス
4 GUS バンド
5 ウッドフォールズ
6 ペンバートン
7 レインフォード
8 レッジ・ヴァーディ
9 フライアリー・ギルドフォード
10 ミルンロウ
11 ヘップワース
12 シティ・オブ・フル
13 セント・デニス
14 オールダム
15 カンボーン・タウン
16 レッドブリッジ
17 フィルトン
18 ソレスビー・コリアリー
19 ジャガー・ランドローヴァー
20 スケルマンソープ

上位2バンドが昇格。今年9月のブリティッシュ・オープンに出場。

下位4バンドは降格。来年はシニア・カップに出場。

 

3. シニア・カップ

順位 バンド
1 ノーソップ・シルバー
2 ワンテージ・シルバー
3 スルイドコイド
4 ラトビー・コーオペレイティブ
5 ロチェ
6 ニュートングランジ
7 キングダム
8 ダーウェント
9 シティ・オブ・カーディフ
10 アッシュトン・アンダー・ライン
11 TCTC
12 ダルメリントン
13 ブラックバーン&ダーウェン
14 カーキンティロッチ
15 グッドウィック
16 エランド・シルバー
17 アヴェリー&ニューハム
18 ハットフィールド&アスカーン
19 ヨークシャー・インペリアル・アークハート・トラヴェル
20 ジャックフィールド
21 リドブルック

上位4バンドが昇格。来年はグランド・シールドに出場。

下位5バンドは降格。来年はシニア・トロフィーに出場。

 

4. シニア・トロフィー

順位 バンド
1 ヴァーノン・ビルディング・ソサエティ・ポイントン
2 シティ・オブ・ブラッドフォード
3 ヴァーウッド
4 シェファード・グループ
5 タイローストン
6 サンダーズリー
7 イージントン・コリアリー
8 マーズデン・シルバー
9 ユニゾン・キニール
10 ユナイト・ザ・ユニオン
11 エックルズ・ボロー
12 イースト・ロンドン
13 バリー・ポート・タウン
14 ロバーツ・ベイカリー
15 ラガンヴェイル
16 SPALソヴェリン
17 エブー・ヴェイル
18 ストラータ
19 スタッフォードシャー
20 ドライリントン

上位4バンドが昇格。来年はシニア・カップに出場。

下位4バンドは参加権消滅。来年まで他のコンテストで良い結果を残して、再びシニア・トロフィーに招待されることが必要。

 

ちなみに一番上のレベルであるブリティッシュ・オープンは、「過去2年の順位を足した数が最も多い2バンドがグランド・シールドへ降格」というルールです。

例えば、去年15位で今年20位で計35、ということ。この数が多い2バンドが降格。

逆に言えば、「グランドシールドから昇格してから初のブリティッシュ・オープンでは降格はない」ということです。2回分を足した数だからね。最低2回はチャンスがもらえます。