スコットランド予選
先週までに北西地区、ヨークシャー地区の予選が終わり、今週は同日に3地区が行われました。
スコットランド、中部地区、西イングランド地区の3つ。
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スコットランド地区。
1990年と1996年の全英選手権決勝にてスコットランドのバンドが優勝したことがあります。
そのバンドは、CWS(グラスゴー)。現在のコーオペレイション・バンドです。
このコーオペレイション・バンド、2018年までは「コーオペレイティブ・フュネラルケア・バンド」という名前でした。
これは「コーオペレイティブ・フュネラルケア」という葬儀会社がスポンサーをしていたためでしたが、その会社が2018年をいっぱいでスポンサーを降りたためにバンドの名前も一緒に変わる事となりました。
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スコットランドの二大巨頭は、上記のコーオペレイション・バンドともう一つ、ウィットバーン。
2008年以降のスコットランド予選は、この二つ以外は優勝していません。二人だけの世界。
さて、今年のスコットランド予選の演奏順抽選結果はこちら。
1. ダナスキン・ドゥーン
2. バスゲイト
3. ウィットバーン
4. コーオペレイション
5. ニュートングランジ・シルバー
6. ダルメリントン
7. ジョンストーン
8. ボン・アコード・シルバー
9. カーキンティロッチ
10. ボーネス&キャリデン
3番と4番に二大巨頭が並び、前半に入りました。他のバンドにとっては多少ラッキーか。
スコットランドでシード権を持っているバンドは無いので、予選突破条件は「上位2位に入ること」。これだけ。例外無し。
さて、二大巨頭を崩せるかスコットランド予選2019、結果はこちら!
順位 | バンド | 指揮者 |
1 | コーオペレイション | ラッセル・グレイ |
2 | ウィットバーン | ニコラス・チャイルズ |
3 | ニュートングランジ・シルバー | アンドリュー・ダンカン |
4 | ダルメリントン | エリック・ヤンセン |
5 | ダナスキン・ドゥーン | ギャレス・ブリンドル |
6 | ボーネス&キャリデン | リー・スキップシー |
7 | カーキンティロッチ | チャールズ・キーナン |
8 | ボン・アコード・シルバー | ステファン・マルコム |
9 | バスゲイト | ポール・ロヴァット・クーパー |
10 | ジョンストーン | リンダ・ニコルソン |
コーオペレイションとウィットバーンが予選通過
コーオペレイション・バンド優勝!
二年連続での地区予選優勝。ちなみにスコットランド地区予選は打楽器を含む全ての楽器の「最優秀奏者(パート)」も合わせて発表されるのですが、全てコーオペレイション・バンドが受賞しました。完全制覇。
指揮者のラッセル・グレイは、北西地区のフォーデンズに続いて優勝。
2位にウィットバーンが入ったので、決勝へ進むのは二大巨頭の2つとなりました。やはり強い。
ウィットバーンのニコラス・チャイルズ(ブラック・ダイク音楽監督)もそうですが、違う地区のトップバンドの指揮者が他の地区予選で指揮を降ることも多いです。
その指揮者は、決勝ではメインのバンド(ラッセルはフォーデンズ、ニックはブラック・ダイク)を振るので、今回の2バンドは決勝では別の指揮者に依頼することとなります。誰になるかな。
さて、これまでの予選通過バンドはこちら。
北西地区 | フォーデンズ |
レイランド | |
ペンバートン | |
ヨークシャー地区 | ブラック・ダイク |
ブリッグハウス | |
グライムソープ | |
カールトン・メイン・フリックリー | |
スコットランド地区 | コーオペレイション |
ウィットバーン |