DA PUMP「U.S.A.」のダンスと打楽器演奏の共通点
明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願い致します!
さて、世間ではDA PUMPのU.S.A.が大人気ですね。私も大好きです。特にレコ大の時のKENZOの涙にグッときました。
サビの「カーモンベイビーアメリカー」の時にやる、親指を立てて上下に振る動作は、たくさんの方が見たことがあると思います。その場にいた他のアーティストの方も一緒にやっていて、盛り上がってましたね。
ただ、DA PUMPのダンスは凄い格好いいんですけど、その他の人達は、なんか動きが固い気がします。
なんでかなー、と思いながら、何度もDA PUMPのダンスを見返してたら、とある事に気付きました。
あ、これ打楽器演奏と一緒だ、と。
さて、何が違うか?は、具体的な動きと一緒に説明していきましょう。
動きが固い人の動きは、こう。
一方、DA PUMPはこちらに近い。
何が違うかと言うと、腕の支点が違うんです。
最初の動きは、こう。支点が肘にあります。
これでは腕を動かすのにエネルギーがかなり必要で、無駄に力を使います。
しかし、DA PUMPの動かし方は、支点が上腕の真ん中あたりにあります。
これだと、無理なく腕を動かせます。
またこのやり方だと、打楽器を演奏する際肘がクッションとなって、叩いた時の衝撃が吸収されて「アタック音がキツくないフルサウンド」が出しやすくなります。
ちなみにこの支点の使い方は、私が学生時代、当時通っていた打楽器教室の先生に口酸っぱく言われました。
私自身、ここの支点の使い方を身に付けたら音が大きく変わりました。「音の革命」と言っても良いくらい。
なので、私も生徒に教える時、支点の使い方を教えるのですが、まぁこれが難しい。
いつもレッスンの時は
(私)<支点を肘ではなく、上腕の真ん中あたりにするんだよ
(生徒)<…上腕の真ん中…?
(私)<ほら、こうやって…(生徒の腕を持って動かす)
(生徒)<……???
という感じだったのですが、これからは、コレが使えるんですよ。
(私)<支点を肘ではなく、上腕の真ん中あたりにするんだよ
(生徒)<…上腕の真ん中…?
(私)<ほら、DA PUMPのU.S.A.のあの動き!
(生徒)<!!!
「あの動き」で全て説明がつく!
あれだけ伝えるのに苦労したものが、この一言で!
ありがとうDA PUMP!
さて皆さんも、演奏前はウォーミングアップでU.S.A.を踊りましょう!