ブラスバンド世界ランキング

 

こんにちは。

「僧侶兼打楽器奏者」の肩書にも関わらず最近「僧侶」成分皆無のブログを書いている福原です。

いや、よくよく考えてみれば「打楽器奏者」成分も最近希釈に希釈されほとんど見えないくらいブラスバンドの事しか書いていないので、もうなんか「ブラスバンド好きなだけのただの人」になりつつある福原です。

もう少し僧侶成分を濃くすれば「ブラスバンド・プリースト」の称号が手に入りそうな今日この頃。

 

はい、そんなこんなで今日もブラスバンドの話です。

サッカーと同じように、ブラスバンドにも世界ランキングがあります。
ただし、サッカーは「国」単位でのランキングに対して、ブラスバンドは「バンド」単位。

4barsrest(フォーバーズ・レスト)が独自に作成したランキングですが、今のところこの順位が一番権威を持っています。
毎月更新されていて、大きなコンテストが多い9月〜11月は特に順位の入れ替わりが激しい。

とりあえず2018年11月10日現在の順位はこちら。一番右の+/-とは前回からの順位変動数値です。

 

順位 バンド 地域(国) ポイント +/-
1 コーリー ウェールズ 2,061.66
2 ヴァライシア・ブラスバンド スイス 1,309.06
3 ブリッグハウス&ラストリック ヨークシャー地区 1,058.62 +1
4 アイカンガー・ブジョースヴィク ノルウェー 768.77 -1
5 フォーデンズ 北西地区 751.71 +4
6 ブラック・ダイク ヨークシャー地区 579.88 -1
7 トリディーガー ウェールズ 391.68 -1
8 グライムソープ・コリアリー ヨークシャー地区 366.17 +3
9 ウィットバーン スコットランド 325.67 -2
10 フェアリー 北西地区 323.28 +2

 

「ポイント」という欄がありますが、これを元にランキングが作られています。

ポイントを獲得できるのはコンテストのみで、コンサートはいくら行っても1ポイントも得られません。

得られるポイントはコンテストのよっても変わってきて、例えば現状最もポイントが高いのが10月の全英選手権。1位が500ポイント、2位が333ポイント、以下順位に応じてポイントが付き、最下位(20位)は0.25ポイント。雀の涙。

次に高いのが9月のブリティッシュ・オープン。1位450、2位300、3位200で最下位(17位)が0.7ポイント。

 

全英選手権、ブリティッシュ・オープン。この2つはイギリスのコンテストで、参加バンドは(ほぼ)全部イギリスのものです。
なので当然イギリスのバンドが上位に多い。

こういう「イギリス優位」のランキングはおかしい、という意見がここ数年出てきて、他のブラスバンドのウェブサイトも独自のランキングを作ったりしていますが、冒頭にも書いた通り、まだまだ4barsrestのランキングが一番信用されています。

正直言うと、4barsrestがヨーロピアン選手権のポイント数が上げたおかげで他のヨーロッパ諸国のバンドの上位に食い込んでくるようになり、異議を唱えていたはずの他のサイトのランキングと大差なくなったのも大きい。

現在のランキングのフル・バージョンはこちらの4barsrest.comのページにて。

 

トップ10といえども結構入れ替わりが激しいです。諸行無常ですね。なんとか僧侶成分を入れようとした結果の仏教用語。

以上、ブラスバンド・プリースト福原による「ブラスバンドの世界ランキング」でした。