グライムソープとヴィルティオージGUSがブラス・イン・コンサートを棄権

こんにちは。今日は流石に長袖を着ている福原です。

 

ブラスバンドの世界には三大コンテストというものがあり、

1. ブリティッシュ・オープン
2. 全英選手権
3. ブラス・イン・コンサート

1と2は課題曲1曲のみの勝負に対し、3のブラス・イン・コンサートは30分の持ち時間で自由に曲目を組み、演奏の質だけでなくエンターテイメント性でも競うという少し色合いの違ったコンテストです。

今年は11月18日で開催まで1ヶ月を切っている今、出場バンドは準備を着々と始めている頃でしょう。

そんな時なのですが、2つのバンドが棄権するというニュースが入ってきました。

Grimethorpe Colliery and GUS out of Brass in Concert

ヨークシャー地区のグライムソープと、中部地区のヴィルティオージGUS。

両方とも先日の全英選手権決勝にも出ていましたね。


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特にグライムソープはこのブラス・イン・コンサートで過去16回もの優勝をしているバンド。

棄権理由も、あまり穏やかなものではないみたいです。

ヴィルティージGUSは演奏メンバーが揃わないという理由ですが、グライムソープはコンテストで生まれる利益に不満があるための棄権。

ブラス・イン・コンサートはライブストリーミング配信や、編集をして後日にDVDを販売したりしているのですが、それの放映権などの利益がバンドに入ってこないことへの反発で棄権したようです。

それに対して主催者側は「コンテストに勝てば賞金を出しているし、最高の会場でたくさんの観客の前での演奏機会を提供している」とコメント。

 

…これ、簡単に埋まる問題じゃない気がする。

 

しかし、理由はどうであれ2つのバンドが棄権したので、ハモンズ・サルタイアというヨークシャー地区のバンドに代わりに出場することになりました。

準備期間が1ヶ月を切っているのに大変だなハモンズも。