「成り切る」手順

先日の台風、凄かったですね。私のお寺も暴風のせいで夜中中ずっとギシギシ軋んでいました。
そして雨漏りがあちらこちらで発生。お寺の居住地区はまだ建てられて30年ちょっとなのになぁ。あー都心の新しいマンション住みたい。

さて、先日のブログ「常識について」で出てきた、「成り切る」ことについて。
少し手順が言語化できたので、描いてみようと思いました。

手順としては「見本→イメージ(インプット)→真似(アウトプット)」です。


そもそも成り切るとは、ざっくり言うと「人の真似すること」です。
人の言ったことを真似する、人の動きを真似する、人のやり方を真似する、などなど。

これらをする事に何が意味があるかと言うと、「自分を捨てて、他の世界を知る事」に役立つのです。

何かを始めたり、勉強したりする時、自分のやり方だけでは到達できるレベルはたかが知れています。
だって上手いやり方知らないんだし。

そこで、上手い人のことをパクっちゃおう真似しよう、と言うのが「成り切る」ことです。


でも、動きにしても喋りにしてもただただ上手い人についていくだけじゃ足りないと思います。
何故なら、ついていくだけしたところでただの「猿真似」です。
見本と一緒に動き喋って、自分では「なんとなく出来てきたかな」と思っていても、いざ自分だけでやってみると全然違う。
これじゃあ見本じゃ何も出来ないじゃん。

そこで、手順を一つ加えてみたらどうでしょう、と言うのが「イメージ」の部分。

見本を見た聴いた後、瞬時に「自分がそれをやっている姿」をイメージしてみます。

例えば、楽器演奏だったら、見本の音源を聴いて「自分がその音を演奏してる姿」をイメージしてみる。
英会話だったら、見本の英文を「自分が話している姿」を想像してみる。

これをすることで、見本の音が「そのまま」自分の中に浸透してくる気がします

一言で表すと、「インプットが歪み無しで正しく行なわれる」。一言と言ったくせに長い。

さて、次はそのインプットしたものを再現するアウトプットする「真似」の段階ですが、長くなったので続きはまた今度気が向いたときに