他人の声について
Twitterなどでバズる呟きで、「他人の声なんて気にするな!自分のやりたい事をやれ!」というのをよく見ます。
あれは本当にそうなのか。本当にそのまま言葉通りに、他人の声を気にしなくて良いのか。
と言うわけでこの記事を書いてます。
初っ端から個人的な結論を書いてしまうと、こうです。
「他人の声を気にするタイミングがどこであるかで決まってくる」
です。
タイミングというのは、以下の二つ。
1. 真っ先に考える
2. それ以外
「それ以外」って大雑把で過ぎるんじゃねぇのと言われそうですが説明が面倒長くなるので「それ以外」としておきます。
さて、ここでとある物事を新しく企画するとします。
パーティでもいいし、大会でも良い。音楽家だったらソロリサイタルでも良い。
初めてなので成功するかわからない。というか本当に当日挙行できるかもわからん。とにかく企画段階で不安だらけ。
やりたいなぁなんて思ってはいるけど、色々やんなきゃいけない事があってそれがメンドクセェ。あぁ終わった後の報酬だけ空から降ってこねぇかな。
ここで「じゃあやーめた」と言うために最適な理由が、「これ始めたら他の人がなんて言ってくるからわからないし…。」
これが「真っ先に考える」事です。多分、冒頭で出した「他人の言う事なんて気にするな以下略」は、これに該当するんじゃないかな。
ここで他人の言うことを気にしたら負けです。進めません。
じゃあちょっと他人の声を気にするのを後回しにしましょうと言うのが「それ以外」です。
まず、とりあえず考えているイベントを「やる」と仮決めして、そしたら何が必要か考えます。
場所、日時はどうか、誰とやるか、お客さんは何人を想定するか、予め必要な費用はいくらか、広告はどうするか、etc…
これらを考えるのは必要不可欠ですね。イベントの土台を作り出すものです。これらを決めなければ発進しません。
さて、これら屋台骨の後に考えるのが、「その他諸々」です。
当日の衣装、進行の仕方、会場のセッティング、etc…
これらは発進した後で随時決めていけばいいもので、進んでいくうちに決まるものでもあります。
他人の声は、ここで気にします。
お客さんはどういうものを求めているのか、それに合う雰囲気はどういうのか、そのために必要なものは何か…。
発進した時は自分主体でも、いつまでも自分しか動かない、自分本位ではいつか頭打ちです。その時に他人の存在を気にしなければいけません。
その時には「他人がどう思うか」を考えないと、それ以上進まなくなる時が来ます。
というわけで、
「何かを一から作り始める時には自分主体で、他人がどう言うかなどは気にしなくて良い」
「他人の意見を気にするのは、自分がこうしたいという屋台骨が決まって、物事の詳細を決めていく時」
だと、うまくいくと思います。
まぁ、何はともあれ、やりたい事があればまず自分の中で「やる」と決めつける事が大事ですね。やらないという選択肢を最初に消せば、必要な事が頭に浮かんで来ますので。
やらないと決めるのは、色々考えて「やらないほうがいいな」と思ってからで良いと思います。
だから、始める時に必要なことはただ一つ。
「やれ」と自分をひっぱたく事です。
自分自身をひっぱたけない人は、誰かに頼んでみましょう。だから誰か私のことをひっぱたいてください。