全英選手権2019
先日のブリティッシュ・オープンに続いて、メジャーなコンテストの一つである「全英選手権」。
毎年10月にロンドンのロイヤル・アルバート・ホールにて行われます。
このコンテストは春先に行われた各地区予選を勝ち抜いたバンドだけが出れる、「決勝戦」のコンテストです。
出場するバンドは上の「ロンドン&南イングランド地区」の記事にまとめています。
全英選手権特有のルールは、以下の通り。
ルール1:決勝戦での上位4バンドは無条件で来年の決勝に出れる。
ルール2:このコンテストにはイングランド、スコットランド、ウェールズのバンドが出るが、「イングランドのバンドの中で、決勝での順位が一番上のバンド」は来年のヨーロピアン・ブラスバンド選手権に「イングランド代表」として出場できる。ウェールズ、スコットランドは関係なし。
さて、今年はどのバンドが「全英No.1」を手にするのか?
順位 | バンド | 指揮者 |
1 | コーリー | フィリップ・ハーパー |
2 | ブラック・ダイク | ニコラス・チャイルズ |
3 | ウィットバーン | ギャリー・カット |
4 | ブリッグハウス | デイヴィッド・キング |
5 | フラワーズ | ポール・ホランド |
6 | レイランド | トーマス・ワイズ |
7 | トリディーガー | イアン・ポートハウス |
8 | フォーデンズ | ラッセル・グレイ |
9 | デスフォード | マイケル・ファウルズ |
10 | GUS | クリス・ジーンズ |
11 | フライアリー | クリス・キング |
12 | ゾーン・ワン | リチャード・ワード |
13 | コーオペレイション | フィリップ・マッキャン |
14 | アルドボーン | リー・スキップジー |
15 | レッジ・ヴァーディ | レイ・ファー |
16 | グライムソープ | デイヴィッド・ソーントン |
17 | カールトン・メイン・フリックリー | ルーク・フェルトメン |
18 | ペンバートン | ベン・ディクソン |
19 | ノーソップ・シルバー | ジョン・ドイル |
20 | シティ・オブ・フル | スティグ・マースク |
コーリー、ブラック・ダイク、ウィットバーン、ブリッグハウスは来年の決勝に無条件出場。
コーリー
先日のブリティッシュ・オープンに続き勝利。
ヨーロピアン、ブリティッシュ・オープン、ナショナルズ(この全英選手権のこと)の「トリプル・チャンピオン」となりました。あとは11月のブラス・イン・コンサートを制せばグランドスラム。
2位はブラック・ダイク。こちらも先日のブリティッシュ・オープンに続き2位。
しかしコーリーはウェールズのバンドであり、ブラック・ダイクがイングランド勢で一番上の順位のため来年のヨーロピアンのイングランド代表はブラック・ダイクとなりました。