全英選手権・審査員インタビュー日本語訳

///全英選手権・審査員インタビュー日本語訳

全英選手権・審査員インタビュー日本語訳

ブラスバンドの本場のイギリスでは、4barsrest.comというブラスバンド専門ウェブサイトがあります。ここに各バンドのニュースやコンテストの結果などが全部載っていて、情報を得ることが出来ます。

その中にインタビュー動画というのがあって、コンテスト後に優勝指揮者や審査員にインタビューをし、その様子を動画に撮ってアップしています。

今回は先日の全英選手権のすぐ後の審査員へのインタビューを取り上げてみます。

質問者:イワン・フォックス
審査員1:ポール・ホランド
審査員2:ルーク・フェルトメン


イワン(以下I):さて、コンテストには2、3人の審査員がいるんですが、アラン・モリスンが電車に間に合うように文字通りダッシュで帰ってしまいました(笑)しかし、ルーク・フェルトメンとポール・ホランドは見つけました。
ポール、優勝したフォーデンズの演奏は「ほぼ完璧だ」と言っていたが、今日のフォーデンズの演奏はどうでしたか?確か、順番が8番目という早い段階での演奏でしたよね?

ポール(以下P):うーん、その言葉の通りですね。あーボックスの中で聴いていて、ほぼ完璧な演奏だと感じました。この会場は凄く難しい響きを持っていますが、演奏は全て鮮やかに聴こえ、ダイナミクスも細かな気が配られていました。サウンドバランスも非常に重要ですね。というのも、全てのページにmfと書かれていても、それは「全員がmfで演奏する」わけではないですから。そのバランスの調節が適切で、スコア・リーディングがただただ凄く音楽的でした。他のトップバンドとの違いはわずかでしたが、明らかに優勝にふさわしかったです。

I:ルーク、今日はたくさんの「色々な音楽的解釈」がありました。たくさんのバンドが良い解釈のもとで良い演奏をしていましたが、あなたの好みでないものもあったと思います。それぞれのバンドの解釈は正しく行われていたと思いますか?

ルーク:いいえ。いくつかのバンドは「やりすぎ」でした。やりすぎはこの曲では映えません。作曲者がスコアに書いたものに忠実であるべきで、書かれた通りに、そして出来るだけ音楽的に演奏すれば良いのです。リタルダンドやアッチェレランドをやりすぎても意味がありません。スコアに忠実で音楽的なバンドが素晴らしい成績を得ました。

I:ポール、先ほど言った1位と2位は違いは何でしたか?

P:本当に甲乙つけがたかったです。ステージからの音に対して、審査員ボックスの中で色々な議論がありました。ここが1位じゃないか、ここが2位だ、というものではなく、得点差もほとんど無く、3人の審査員同士でそれぞれのバンドの良かった点を話し合った結果、1位フォーデンズ、2位コーリーということになりました。2位はもう少し仕上げが欲しかった。コーリーはきらめくような演奏でしたが、たった一つか二つ、決め手のイントネーションが私達には聴こえませんでした。とても小さい違いでした。しかし、これはコンテスト。その違いを探しました。

I:長い一日でした。結果の決断をしてくださり、ありがとうございました。その決断によって1つのバンドは大喜びし、他の19バンドは…どう感じているかわかりませんが(笑)、熟考に熟考した結果を、本当にありがとうございました。


インタビューのフル動画はこちらの4barsrest.comで。

2018-11-28T14:35:20+00:0010月 29th, 2018|ブラスバンド|0 Comments